コーヒー農園の野鳥モニタリング
ルソン島のマウンテン州タジャン市の24カ所の地点(コーヒー農園としては13カ所)に調査ポイントを設けて、2024年4月、12月、2025年2月に野鳥の調査を実施しました。3回の調査で79種が記録され、出現頻度のトップ10は次の鳥たちでした。このうちコムシクイは夏鳥で、ルソン島の山岳地帯に高い密度で越冬していることが分かりました。調査以外の観察も含めると、112種を記録しています。
前述のコムシクイ以外で、調査で見つかった夏鳥は次の通りです(亜種シマアカモズ以外の野鳥は日本で撮影されています)。
当地では3-4月に野鳥の繁殖がもっとも活発になります。12月はあまり鳴き声も聞こえず、2月になるとふたたび活発になり始めるようでした。野鳥の種数を比較すると、いずれの次期でも、アグロフォレストリーと広葉樹・松林の種数は同じくらいでしたが、植林 地ではやや少ないという結果になりました。
